冬のトラブル~動物のエンジンルーム侵入~
朝晩冷える気温の低い日や寒さの厳しい冬には、暖かい場所を求めエンジンルームに動物(特に子猫)が入り込んでしまうことがあります。
エンジンルームに入り込んだ動物に気づかず、エンジンをかけて発進してしまうと大変です。エンジンルーム内のベルトで動物が傷ついてしまうだけでなく、エンジンの故障にもつながります。
動物が入り込んだままエンジンをかけてトラブルにならないように気をつけましょう。
【対策】 |
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【救出方法】 エンジンルームから鳴き声が聞こえたり、動物がいる場合はエンジンをかけるのは避け、バンバンとボンネットをたたきましょう。万が一ボンネットをたたいてもエンジンルームから出て行ってくれない場合は、ロードサービスへ連絡し救助要請をしましょう。 |
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冬のトラブル~雪道でのスタック編~
雪が降ると増えるトラブルがスタック(雪道やぬかるみでタイヤが空転している状態)です。特に雪が溶け出したときはとても滑りやすくスタックも増えます。雪道でスタックになった場合、焦ってアクセルを踏むとタイヤが空回りし、その摩擦により雪が溶け、さらに滑りやすくなってしまいます。
初期段階であれば、自力で脱出することができる場合もあります。焦らず車の状況を確認しましょう!!
【スタックになった場合の対処方法】 |
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また、雪道の運転はスタックだけでなく、スリップも多くなります大変危険です。雪予報を軽視せず、しっかりとスタッドレスタイヤの装着・チェーンの準備をして安全運転を心がけましょう!! |
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冬のトラブル 要注意~メンテナンス編~
冬になると車のトラブルも増加します。冬に向け、車のメンテナンスをしておきましょう。
1.タイヤをCHECK |
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雪の日に夏用タイヤで走行することは危険です。滑って進まない、ブレーキをかけても止まらないということが起こる可能性があります。 |
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冬の日に備えスタッドレスタイヤやタイヤチェーンの準備をしましょう。 ただ、タイヤチェーンは積雪路以外ではチェーンが切れて事故につながる可能性があります。こまめに脱着をしましょう。 スタッドレスタイヤに履き替えた際は空気圧の点検や補充も忘れないように行いましょう。 |
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2.冷却液をCHECK |
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冷却液は寒冷地でも凍らないように添加剤が含まれていますが、使っているうちに効果が落ちてきます。濃度が薄かったり、長く使い続けている(寿命約2年)と性能が劣化し、駐車中に冷却液が凍結してしまいラジエーターなどの部品の故障に繋がります。冷却液の量と濃度を点検し、特に寒冷地では冷却液の交換時期を守り凍結・トラブルを防ぎましょう。 |
3.ウォッシャー液をCHECK |
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雪道走行の際ガラスが雪で凍ってしまうと視界がふさがれ、大変危険です。 視界を良好に保つためにもウォッシャー液を使う機会が増えます。 ウォッシャー液は凍らない作用を持っていますが、水で希釈したウォッシャー液を使用していた場合や水を使用している場合はウォッシャータンク内で凍結してしまう可能性があります。凍結防止のために濃度確認をしておきましょう。 また、寒冷地で水を使用すると窓ガラスに張り付き、視界が悪くなり危険です。凍結したフロントガラスを溶かす「解氷・撥水ウォッシャー液」も売っているので、こちらの使用をおすすめします。 |
4.ワイパーのCHECK |
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雪での運転でワイパーを使用する機会が増えます。劣化していると雪や汚れをしっかり落とすことができず、視界不良になる可能性があります。 拭き残しや使用した際に音がする場合はワイパーの性能低下が原因です。点検、交換をおすすめします。 また、寒冷地で駐車中ワイパーが凍結してしまい動かなくなることがあります。状況に応じてワイパーを立て、凍結防止を行いましょう。 |
5.バッテリーをCHECK |
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バッテリーは気温の影響を受けやすく、冬の寒さにも弱いため、冬にバッテリートラブルが増加します。エンジンのかかりが悪い場合やバッテリーを長く使用している場合は早めにバッテリーの点検や交換を行いましょう。
冬に向けて万全な対策と安全運転を心がけましょう。 |
トラブル 要注意 ~高速道路編~
高速道路で万が一トラブルが起こってしまった場合や高速道路での注意点について知っておきたいポイント!を紹介いたします。
トラブルを起こさないためにもエンジン・オイル・タイヤの空気圧など日常点検を行いましょう。
1.路肩に緊急停止する場合 |
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走行中に何かトラブルが起こってしまい、路肩に緊急停止する場合車両後方に三角表示板を設置することが義務付けられています。もし三角表示板を設置していないと「故障車両表示義務違反」として反則切符を切られます。 |
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また二次災害を防止するためにハザードランプをつけて停止し、発煙筒や三角表示板を利用し車両が止まっていることを周りの車両にできるだけ早く知らせましょう。 高速道路はとても危険です。停車した車の周りを歩き回る行為は絶対にやめましょう。 |
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2.高速道路(SA・PA含む)でのロードアシスタンス要請 |
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高速道路でロードサービスを要請するときは自分の居場所を伝えるためにどこからどこへ向かって走行していたのかを伝えましょう。また最後に通ったICやSAを伝えることで、場所間違いの防止やスムーズな場所特定に繋がります。合わせてキロポスト(路肩や中央分離帯にある数字)を伝えるとより正確に場所を確認することができます。 |
3.走行中の車間距離 |
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望ましい車間距離は走行時速をメートルに読み替えた以上の距離を取ることです。前を走行している車が緊急停止する場合があります。事故防止のためにも十分な車間距離を取りましょう。 |
4.高速道路走行前に燃料確認 |
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高速道路ではガソリンスタンドをすぐに見つけることが難しい場合や長距離での走行になり高速道路でのガス欠トラブルも起こりやすくなります。高速道路でのガス欠は道路交通法で「高速自動車国道等運転者遵守事項違反」という罰則規定により反則切符を切られる可能性があります。 高速道路走行前には燃料が十分入っているか確認をしましょう。 高速道路走行中に緊急停止をしている車を見かけたら、周りに人がいる可能性があります。減速し注意しながら走行しましょう。 |
トラブル 要注意!~バッテリー編~
冬場にバッテリーが上がってしまった!ということやバッテリーが上がりやすくなるということは聞いたことがあると思います。バッテリーは温度変化に弱く、特に低温状態で機能低下してしまうためです。しかし、バッテリートラブルが多いのは冬場だけではありません。夏場はエアコンを多く使うため電力消費が多くなります。夏場にエアコンをよく使っていた場合などバッテリーに負担がかかっている可能性があります。
・電力消費の大きいエアコンやカーオーディオ・カーナビなどの使用が多い |
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電力消費が大きいエアコンやカーオーディオの使用をし、電力の総消費量がエンジンによる電力供給量を上回ることでバッテリー上がりになります。 |
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・照明類のつけっぱなし |
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ヘッドライトやブレーキランプなどの照明類は電力消費に占める割合が高いです。 |
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・ちょっとしか乗らないチョイ乗りが多い・乗る機会が少ない |
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短距離のチョイ乗りや乗る機会が年に数回という場合は充電より放電が多くなってしまいバッテリーが劣化してしまいます。いざという時にエンジンがかからないという状態になってしまいます。 |
バッテリー上がりはバッテリー劣化の原因に |
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バッテリー上がりはバッテリーにとって負担になります。バッテリー上がりでもっとも多いのはヘッドライトやルームランプの消し忘れです。少し気を付けることで、バッテリーの劣化を防ぐことができます。ライトやランプの消し忘れは注意しましょう。 また長くバッテリーを使用するためには「車に合ったバッテリーを選ぶこと」が重要です。バッテリーを交換する際は車の仕様・用途を十分に理解した人からアドバイスをもらうことをお勧めいたします。 また最近増えているアイドリングストップ車においては必ず対応型のバッテリーを搭載しましょう。 |
バッテリー上がりを起こしやすくなっているときはバッテリーが劣化している可能性があります。頻繁にバッテリー上がりが起こる場合はディーラーや修理工場にてバッテリーの状態を点検しましょう。
夏のトラブル 要注意!~オーバーヒート編~
夏になると車のトラブルが増えてきます!走行に不安がある場合はロードサービスへご連絡下さい。
夏になるとエンジン冷却用のラジエーター、エアコン用のコンプレッサー、コンデンサーなどの冷却用の部品の故障が増加します。冷却液漏れや不足・冷却システムの故障がオーバーヒートの原因の一つといわれています。(オーバーヒートとはエンジンが機能するための適正な冷却水の温度を超えて熱くなってしまうことです。)冷却液が不足すると、部品が故障しやすくなり、性能を発揮しにくくなります。アクセルを踏んでもエンジンが停止し、動かなくなります。故障を減らすために冷却液全般を補充・点検をしましょう。
走行中にオーバーヒートにいち早く気付くポイント!
次のような症状がでた場合は要注意です!!
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このような症状になり走行を続けると、最終的にはエンジンが停止し、エンジンをつけようとしても始動しなくなります。
異変を感じた場合はロードサービスに連絡しましょう。
夏のトラブル 要注意!!~インロック編~
夏になると車のトラブルも多くなります。 |
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真夏の炎天下、車内の温度はどのくらいまで上がるかご存知ですか。
車内の温度は50度以上になるとも言われています。エンジンを切ってから10分~15分の短時間で車内の温度は10度以上上昇してしまいます。そんな車内で子どもやペットが誤って鍵を内側からかけてしまったら大変です。そんな時はすぐにロードサービスに連絡しましょう。
またスマートキーはリモコンキーの電池切れやキーの誤作動によってもインロックが起こります。まずは事前にインロック対策を知っておきましょう。
【対策】
- スマートキーは車内に放置せず、服のポケットに入れて常に持ち歩きましょう。
- スマートキーの電池がなくなる前に交換しましょう(交換目安2年)。また事前にスマートキーの電池の型を確認しておきましょう。
- スマートキーと車両間の通信を妨げる電化製品と一緒に置かないようにしましょう。
- 新幹線付近の側道や高圧鉄塔の真下付近は電波をキャッチし、誤作動が起こることがあります。ご注意ください。
- ドアポケットなど鍵が車内にあるか車外にあるか検知しにくい場所に置かないようにしましょう。
- 小さなお子様にスマートキーを預け車を離れると大変危険です。小さなお子様を車に閉じ込めてしまう原因になります。絶対にやめましょう。
また、駐車している間に車内の温度は高くなりますので、買い物から帰ってきた際など
やけどにご注意ください。